2012-13シーズンに入り、手持ちのギアをまとめてヤフオクに売る算段を進めている頃、友達から奥只見への誘いがあった。正直、最初は断るつもりでいた。しかし、心のどこかに引っかかるモノがあった。
「最後のひと滑りになるかもしれないな・・・」
迷う気持ちをひしひしと自覚しながらも、とりあえず参加してみることにした。
結果、、、、、、、
ありえないほどに楽しかった。
メンバーのレベルが近かったこともあるけれど、あの短いセッションでも存分にスノーボードを堪能できた。新しい友人との出会いもあり、人見知りしない自分にとってはスノーボード以外の部分でも楽しみが多かった。
そして、恒例となっていた妙高トリップにも参加。
はっきりいって、今回のトリップでは殆ど滑れなかった。悪天候の影響もあり、二泊三日でも実質滑走時間は1.5日位だったろう。
期待したパフォーマンスなど全然発揮できなかったし、昔できていた事も殆どできなくなっていた。体力や筋力の低下も自分の想像をはるかに超えていた。ロングコースを一本滑り抜けることすら出来ないばかりか、午後には筋肉疲労でまともにスタンスを取ることも難しいほどだった。
でも、それでも、、、
本当に楽しかったんだ。
そして、自分にとって、自分とスノーボードとの関係において、何が本当に大切な事なのか、良く分かった。
つづく。