俺のスノーボードライフにとって本当に大切なこと。
のめり込むあまり、見えなくなってしまっていた、たったひとつのシンプルな理由。
それは
「やってて楽しいかどうかが全て」
という事だ。
パフォーマンスがどうとか、レベルアップがどうとか、滑れる時間が短いとか、そんなのどうでもいい。
真っ白なゲレンデに立って、雪の中を普段ではあり得ないスピードでブッ飛ばしながら、ふかふかの雪の上でコケて仲間とバカ笑いする。
旅の中で美しい景色や新たな人との出会い、会話を楽しむ。
家族と一緒に旅をして、美味しい料理をゆっくり食べて、温泉に浸かって、ついでに雪遊びしてくる。
たとえ、一日に滑った時間が10分でも、1シーズンに1日しか行けなくても、その瞬間だけは純粋にスノーボードを楽しむ事ができるんだろう?
それだけで、十分じゃないか。
だから、俺はもう、スノーボードを辞めない。
たとえ、ゲレンデに立つためにどんなに時間と手間が必要になったとしても、このカラダが動かせる限り、
「一生スノーボーダーします!」
とここに誓おう。
--------------------
また今年も、きっと雪の降る季節が訪れるだろう。
自分が現役でいられるこの季節は、あと30回位しかやってこない。スノーボードを始めてから20年経ったから、あとその1.5倍位でスノーボード人生は終わってしまう。
一回一回の冬を大切にしながら、二度と訪れることのないこの瞬間を、噛み締めながら滑って生きたいと思う。