iPhone7/7 PlusはついにiPhoneに防水機能が!と話題になった端末です。 私もiPhone7 Plusを使っていて、普段からお風呂に持っていったり、子供が汚しても水で洗ったりしていました。
iPhone7以降の防水性能は「IP67」といって、下記のサイトを見るとかなりの基準であるようで、これを購入時点で知っていたので、結構平気で水に漬けたりして使っていました。
耐粉型:粉塵が内部に侵入しない 防浸型:規定の圧力、時間で水中に浸漬しても有害な影響を受けない
ある日、いつものようにお風呂で音楽を流しながら入って上がってきたあと、ふと自分のiPhoneを見ると何故か電源が落ちていました。
「あれ?バッテリーはまだあったはずなのに・・・」
と思っていると、どうやら再起動をひたすら繰り返している模様。。。 これが噂の「リンゴループ」ってやつか。
「これはヤバイ・・・・バックアップ取ってないぞ。。。」
以前同様の症状になったことがあるので、ここからの復旧は事実上不可能だということを瞬時に把握。
そしてその不安は的中しました。
症状と一次対処
とりあえず画面の上と下に浸水したような跡があり、デイスプレイが滲んでいます。
そして本体はひたすらリンゴループを繰り返しているので、まずはセーフモードで起動させてこの画面を出し、
iTunesに繋いで認識させてみます。
動作は不安定で、何度か最新版iOSにアップデートをしようとして失敗し、工場出荷状態にしろと言われましたが、そもそもアップデート中も強制リブートされたりして動作が不安定でした。
↓こいつが何度も出てくる
なんのバックアップもない状態で初期化されてしまったら、iPhone7を買ってからのほぼ1年間のデータをすべて失ってしまうことになるので、ダメ元で何度か最新版iOSへのアップデートを試みました。
すると、なんと3度めのトライでアップデートが完了!!
この時点で夜中の2:30。。。私はリビングでひとりガッツポーズをとってました。
浸水への対処
なにはともあれまずはこの状態でバックアップです。いつぶっ壊れるかわからないのでヒヤヒヤものでしたが、ひとまずバックアップは正常に完了。 ここまでくればあとは何が起こっても安心です。ホッ。。。
バックアップが終わったらSIMカードを抜き、乾燥剤(シリカゲル)と一緒にiPhone本体をジップロックに封入します。
そもそも電源が切れない(切っても勝手に起動してしまう)ため、通電によるショートはもう回避できませんが、 接触不良だったりディスプレイの不具合が浸水で起きているのだとしたら、その部分だけでも対処ができるかも しれません。しかしもしその水分が電源部分にかかったら一発でアウトです。あとは神に頼んで時間が経つのを待ちます。
2日経過後に開封、そして・・・
さて、ジップロック+シリカゲルで完全封印された状態から2日放置し、見てみると少し症状が変わってました。
- 電源はどうやら入る模様
- 画面の滲みはだいぶ薄くなっている(乾いてきている?)
- タッチ系入力には問題なし
- スリープボタンが故障(押しても反応がない/時々押しっぱなし状態になる)
という状態になりました。
↓水ががっつり入っているような状態からすこし広がったが、逆にうすまった感じに。
なんとか使える状態になったもののディスプレイの下の方はもやもやしたままだし、スリープボタンがまったく使えないのは かなり辛いので、仕方ないのでAssistiveTouchを使ってソフトボタンを表示し、これをスリープボタン代わりにして対処しました。
絶望的な状態から考えれば、バックアップが取れた上でいったんこの状態まで復帰したのはかなりラッキーだったといえるでしょう。 もしiPhone7で浸水してしまったとしても、強引に電源を切って同じ対策をすればもしかすると復帰できるかもしれません。
同じ症状になってしまった人は試してみて下さい。
(追伸)
ちなみに、上の写真は2日後に開けた直後ですが、4日経過後の本日みたらこんな感じでした。
日を追う毎に画面のにじみは消えていっているので、すぐに修理を出すのはもう少し待ってみたいと思います。 もし修理に出してみたら、またエントリーを上げます。