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本編の翌日に実行委員会の主催で大人の遠足というものに参加してきました。
大人の遠足への参加はこれで2回目ですが、なんと貸し切りお座敷列車に乗って岩崎弥太郎の生家をめぐり観光地を回るというもの! これがCLS高知の参加者なら1000円で行けるというのですから、申し込まない理由はありません!
ということでここからは写真メインでの旅行行程の紹介をしてみたいと思います。 最後に、大人の遠足に参加してみて思ったことなどをまとめています。
- 全体の工程
- 高知駅
- 御免駅にて貸切電車に乗り換え
- ヤ・シィパークへ
- しらす三昧を味わう「安芸しらす食堂」
- いよいよ岩崎弥太郎の生家へ!
- 安芸駅へ戻り、のいち駅でお別れ
- 大人の遠足を経て感じたこと
- 高知に必要なのは観光親善大使ではなく「エヴァンジェリスト」?
- なんにせよ「高知はいいぞ」
全体の工程
8:30発 高知駅
9:20発 後免駅 貸し切り列車でお座敷宴会!
9:40着~10:30 ヤ・シィパーク 南国高知の海でリフレッシュ♪
11:00~11:40 安芸しらす食堂 安芸名物しらす丼!しらすソフトも♪
12:00~13:00 岩崎弥太郎生家 三菱グループの創始者
13:10~13:45 あきぢばさん市場 お買い物
13:51発 安芸駅〜貸し切り列車
のいち駅、後免駅にて流れ解散
高知駅
まずはべろべろの神様にご挨拶!
高知駅は自動改札だけどSUICAでもICOCAでもTOIKAでもない。久々にきっぷを買いました。無くしそうで怖い。。
高知駅からはタイガースラッピング電車。さすがキャンプのお膝元です。
御免駅にて貸切電車に乗り換え
のりかえ駅はその名も「ごめん駅」
いったん改札の外にだしてもらったりして記念撮影
やってきた列車はこんな感じ
ごめん・なはり線は土佐くろしお鉄道の一部路線。ほとんどが高架という高知では珍しい路線だそうです。
貸し切りお座敷なので、中には車両ぶちぬきでどーんと畳と机が!
高架ということもありこんな景色も絵になります
みんなで記念撮影!景色に感動しつつ、みんなで談笑します。
ヤ・シィパークへ
最初におりた駅は「夜須」。貸切電車なので荷物を車内において出てOKというなかなか貴重な経験をしました。
ファシリテーターでもある利岡さん曰く夜須は「高知の湘南」だそうで、その名に違わず本当にキレイ! はっきりいって本物の湘南よりもはるかに南国感のあるキレイなビーチでした。
今回一緒に行ってLT登壇もしてくれた須田さんとパチリ
とても津波タワーとは思えない建造物もあって
そこからの景色もまさに絶景です
ここはロケーションが良くドローン撮影大会もスタート
KYOSO辻 一郎さん(辻 一郎 | Facebook)にドローンで撮影した画像と動画をいただきました! これはすごい!
夜須を後にし、貸切電車に戻ります。貸切なので先頭車両でも写真撮り放題。 どこをとってもとにかく絵になる景色だらけで感動しきりです。
しらす三昧を味わう「安芸しらす食堂」
次に降りた駅は「球場前」どストレートな名前ですが、ここは阪神タイガースのキャンプ地としても使われる球場のある駅です。というかソレ以外何もないらしいですww
しかし向かうは球場ではなく、絶品のしらす丼が食べられる「安芸しらす食堂」まで歩いて向かいます。
そこでおいしいしらす丼定を注文!
食べる前に店員のおねーさま(^^)によるご安芸しらすと食べ方のご説明を受けます。 本当にうまい!
そして名物2でもある「しらすソフト」もいただきました。しらすの塩っけやカリカリ具合がソフトクリームの甘さにマッチしてこちらも美味い!
いよいよ岩崎弥太郎の生家へ!
安芸しらす食堂からはタクシーで移動し、いよいよ今回の旅のメインでもある岩崎弥太郎の生家へ
ボランティアスタッフの小松さんの案内で、じっくりと解説を聞きながらめぐります
弥太郎は庭に自分で日本の形の石をおいていたという話や
三菱のマークの由来なども聞きつつ
弥太郎が生まれた家の中も見てきました。残念ながら建物の中は撮影禁止なので外からの写真です。
なかにはこんなカンバンも・・・マムシは本当に出るんですが、ドラマの影響で観光客が増えたときに子供が見えないところに入り込まないようにする目的もあるようです。
また写真にはないですが、たとえば小岩井農場が岩崎弥太郎を含む3名で立ち上げた農場であることだったり、龍馬と弥太郎は一生のうち1度くらいしか合ってないはずというお話であったり、私が稚拙ながら理解していた弥太郎のイメージとはかなり違うことがわかりました。やっぱり現地に来てみないとわからないことばかりですね。
安芸駅へ戻り、のいち駅でお別れ
球場前駅で降りたはずの電車が、安芸駅に戻ると荷物ごとそこにいるという姿にちょっと笑ってしまいました。貸切列車とはいえ駅まで移動してくれるとはもはやバスみたいですね
でここから、のいち駅まではなんと他の一般車両とくっつけて2両で移動。片方が完全貸切でもう片方に一般客がいるというこれもまたすごい経験です。
ひととおり観光もおわりまったりムード
そして、のいち駅にて空港に向かう組と高知まで戻る組はお別れです。
私はこのあと空港に戻り、最後のひとカツオに加え、「どろめ」と「のれそれ」を食べました。 どろめはいわゆる生しらす、のれそれは穴子の稚魚だそうです。まだまだ知らない味が高知にあるとは!
名残おしくも、今回の高知トリップはこれにて終了です。。。(;_;)
大人の遠足を経て感じたこと
高知県に来たのはこれで3回めですが、来れば来るほど魅力的な街だなぁと感じます。が、実は高知県は「課題先進県」のうちのひとつとして有名でもあります。
人口減少では10年も日本の平均の先を行っているということで、高知県では先行してこれらに対する対策を打って、「課題解決先進県」を掲げて、自ら前へ進む活動をしています。
高知になんどか来てみて個人的に感じたことは、高知には良質なコンテンツは本当に数えきれないほどあるのですが、それらを「つなぐもの」が少し弱い感じがしました。
たとえば今回利用させていただいた土佐くろしお鉄道の経営状況なども聞きましたが、かなり状況は厳しいそうで、今回のレポートに書いたように沿線に素晴らしいコンテンツがあるのに、その各々を「つなげる」ものが、うまく機能していないように見えます。
高知に必要なのは観光親善大使ではなく「エヴァンジェリスト」?
私が高知に初めて来ることになったキッカケは、言わずもがなCLS高知発起人であり、CMC MeetUp主宰者でもある小島英揮さんの紹介からです。彼がCLS高知に招待してくれなかったら、もしかしたら高知に来ることはまだ当分先のことだったかもしれません。
高知が掲げる「地産外商」という考え方、つまりは、「地元のコンテンツを県外に売って外貨を稼ぐ」やりかたはまま今後の日本が抱える課題解決そのものになっていくと予想されます。
しかしこれを成就させるためには、単にコンテンツを外に売っていくというだけでは成立しないと思います。そのやり方では人の目にはコンテンツそのものしか見えず、「中の様子」がわからないからです。
私やCLS高知の大人の遠足などに参加した人もそうだと思っていますが、やはり利用者が安心して利用でき、かつ愛着のわく「生産者の顔が見える野菜」と同じように、「このパッケージに関してはこの人!」というかたちで案内をされたほうが、心理的にものすごくエンゲージメントが図れると思うんですよね。今回のパターンでいえば、小島さんはじめ、利岡さん武市さんなど、ある意味、どんなことをされている方なのかがわかるかたに案内いただけるからこそ、よりそのコンテンツへの理解や愛着が湧くんだと思います。
これって言い方を変えたら「高知の顔」に近いのかもしれませんけど、ありがちな観光大使のような存在ではPR要素が強すぎる。観光大使の多くはコンテンツの前にその人が有名であることが先に出てしまう。しかも殆どの場合、その人は地元に住んでいない。ジモティじゃないんですよ。そうではなくもっと地元密着型で、その地に住んでいてその地を愛している人で、他の場所にも住んだりしたことがある人が、外の知見や視点を持ち合わせた形で説明してくれるととてもグッとくる。
こういう存在ってきっとこれまでもきっとボランティアだったり官公庁の地域科の人だったりがやってくれていた例はあったと思んですが、我々がわかりやすい言葉でいえば、「高知のエヴァンジェリスト」を作るべきじゃないかなぁ、と。
コミュニティからエンゲージメントを図るように、AAAさんがいるから高知にまた来る!のような構図ができあがり、その良さを参加者が別の参加者に広めていく。 CLS高知に来たから、というわけではないですが、この、コミュニティマーケティングの考え方が、もしかしたらこの先10年の日本の課題を解決する一つの策になるのかな?なんてことを思いました。
なんにせよ「高知はいいぞ」
私はまだ高知に3度しか行ったことがなく、しかも高知市周辺しか回ったことがありません。それでもここまで魅力的に感じられるのは、高知のコンテンツの強さがなせる技だと思います。まだまだ見れていない高知の魅力をもっと感じてみたい!と強く思っています。またこの地に家族を連れてこれていないことが残念で仕方なく、ぜひ近いうちに妻と子供連れて高知に来て、この感動を一緒に味わいたいと思っています。
もちろん、次回以降のCLS高知にも可能な限り参加したいです!
高知未体験の方は、次回ぜひ、現地でご一緒しましょう!