Ubuntu11.10を入れたあとにやったことメモ。 IdeaPad S10-3へのUbuntu11.10の導入手順は以前のエントリ
を参照。 ここではUbuntuに入れたアプリや設定などをメモしとく。 個人的な備忘録ね。
Dropboxの導入
LXDE環境でDropboxを入れるとアカウントとの関連付けが崩れるらしいので、Unityが起動した時点で先に入れとく。 LXDEを入れちゃったあとでもUnityに戻ってインストールすれば問題は発生しないことは確認済み。 (手順は省略)
LXDEインストール
Ubuntu自体は非常に軽いですがS10-3のデスクトップ環境としてUnityはやっぱちょい重い。 のでLight Speed!!と噂のLXDEを導入。
# sudo apt-get install lxde |
インストール後、いったんログアウトし、ログイン画面にてギアのアイコンをクリックすると選択可能なXのセッションリストにLXDEが出てくるのでそれを選んでからログイン。
Guake Terminal導入
F12キー押すと画面の上のほうにターミナルが登場する激ヤバツール。 あまりにも快適すぎて笑ってしまうレベル。 表示状態でF11押すと全画面モードにしたりもできる。 ちなみにUbuntu11.10ではウィンドウが半透明にならず、壁紙まで透けて見えてしまう(笑)
# sudo aptitude install guake |
Home 配下のディレクトリの英語化
Homeディレクトリの配下が2バイト文字になってしまうとコマンドラインベースで作業するのにいろいろと面倒くさいので英語化しておく。
# LANG=C xdg-user-dirs-gtk-update |
実行すると「Update standart folders to current language?」という画面が表示され、日本語のフォルダをこういう英語のフォルダに変換しますよという一覧が表示されるので「Update Names」を押して名前を変更する。 ※次にUnityなどでログインしたときに日本語にするかどうか聞かれたりするのでこれには「Keep Old Names」を選ぶことを忘れずに。
aptitude導入
terminalから起動できるCUIベースのパッケージマネージャ。 依存関係とかもグラフィカルに表示されるしスゲー便利。 CUIだからXを起動してなくても動くところがミソ コマンドラインからも使用できます。
# sudo apt-get install aptitude |
rootパスワード変更
Ubuntuは普通にセットアップしただけではrootパスワードが設定されない。 sudoコマンドでroot権限実行できるようになるが、この時のパスワードはUbuntuインストール時のユーザーのパスワードでありrootノパスワードではない。なので、たとえば
# su - |
とかやってsudoの時のパスワードを入れてもrootになれない。 下記の方法で変更する。
# sudo su - # passwd |
これでrootのパスワードが変更される。試しに
# su - |
とやってみて、設定したパスワードでrootになれればOK。
MOZC(Google日本語入力オープンソース版)の導入
IMEにGoogle日本語入力を使いたかったので導入。
# sudo apt-add-repository ppa:ikoinoba/ppa # sudo aptitude update # sudo aptitude install mozc-server+dict ibus-mozc |
↓Mozc - Google日本語入力のオープンソース版 - 憩いの場 http://linux.ikoinoba.net/index.php?UID=1273605455
LXDEのデフォルトではiBusがIMFになっているので、設定から「インプットメソッド」タブを選び、リストからMozcを追加すればOK。
インプットメソッド切り替えキーの変更
Mozc導入ついでに、インプットメソッド切り替えキーの設定も変更しておくと便利です。 そろそろMacに慣れ親しんできたこともあり、できればIMEの切り替えは「変換」キーでON、「無変換」でOFFにしたいので変更。
①LXDEを入れるとデフォルトのIMEはiBusになるはずなので、パネルの右のほうに あるアイコンをクリックして「設定」を押す
②キーボードショートカットのところの「...」をクリックして、キーボード ショートカットキー追加画面を表示。
③「キーコード」の右端にある「...」を押すと入力待ちダイアログが表示される ので、使用したいキーを押す。
④ダイアログが閉じて「キーコード」のところにそのキーも文字列が表示される。 デフォルトだとなぜか「モディファイア」(おそらく修飾キーだと思う)の「Release」にチェックが入ってしまうので、これをちゃんとオフにしてから「追加」ボタンを押す
⑤いらないキーは削除しとく。
⑥②〜⑤を「Enable」と「Disable」の両方にセット。 オススメセッティングはこれ。
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切り替え:「Zenkaku_Hankaku(全角/半角キー)」
Enable:「Henkan_Mode(変換キー);Hiragana_Katakana(カナ/かなキー)」
Disable:「Muhenkan(無変換)」 ========================================================
これだと仕事などでWindowsを使っている人も違和感なく使えますし、変換キーを押したときにカナキーを押してしまっても大丈夫になります。
Ubuntu Tweak導入
設定を簡単にしてくれるツール。といってもあんまり凝ったことはできません。 壁紙いじったり表示フォントいじったりするときに便利。
# sudo add-apt-repository ppa:tualatrix/ppa # sudo aptitude update # sudo aptitude install ubuntu-tweak |
マウス誤動作の防止
キーボード入力中に勝手にカーソルが動くのはまだいいとして、タッチパッドを親指でちょっと触っただけでクリックされてしまうことの腹立たしさったらありません。 ということで、タッチパッドのタップでドラッグされたりクリックされてしまうのを禁止します。
# sudo aptitude install xserver-xorg-input-synaptics # synclient TapAndDragGesture=0 ← タップで選択からのドラッグ操作を可能にするか。0で無効化。 # synclient MaxTapTime=0 ← タップとして反応する時間。0でタップそのものを無効化。 # syndaemon -d -t -k ← 文字入力中にタッチパッドそのものを無効にする |
このコマンドで一時的には治るのですが、再起動がかかると再びもとに戻ってしまうので、lxdeの自動起動スクリプトを定義するファイルに下記のコマンドを実行するように記載します。
# vim /etc/xdg/lxsession/LXDE/autostart ※ファイル末尾に下記の記載を追加 @synclient TapAndDragGesture=0 @synclient MaxTapTime=0 @syndaemon -d -t -k |
保存したあと、ログアウト→ログインで有効になる。 これでLXDEを起動するたびにタッチパッドのタップによるクリックとドラッグ動作が無効になります。
xfce4-power-managerの有効化
XFCEを生のままインストールしただけだと電源管理系のアプリケーションが起動しません。 これだとモバイル運用に耐えられないので、xfce-power-managerを有効にし、起動時に毎回立ち上がるようにします。 Ubuntuのデスクトップ環境で自動起動するアプリケーションは、
/etc/xdg/autostart/ ← 共通 $HOME/.config/autostart ← ユーザー別 |
の配下にdesktopという拡張子がつけられたファイルで管理されています。 この中に
OnlyShowIn=XFCE; |
といった定義があり、ここで起動させるデスクトップ環境を定義しています。 今回有効化したいのはxfce4-power-managerなので、
# cd /etc/xdg/autostart # vim xfce4-power-manager.desktop |
とし、該当箇所にLXDEを追加します。
OnlyShowIn=XFCE;LXDE; |
保存してログアウト→ログインすると有効化され、タスクバーに電源管理のアイコンが表示されます。
【参考にさせて頂いたサイト】
↓LXDEでの自動起動: へろへろ日記
http://hellohelloworld.cocolog-nifty.com/blog/2009/03/lxde-861e.html
↓ラフなラボ: Ubuntu11.04をLXDEで開発環境にしたメモ
http://laugh-labo.blogspot.jp/2011/07/ubuntu1104lxde.html
==== 2013/04/04追記 順序が適切でなかったのと、synclientsの設定に漏れがあったんで訂正。