前回の投稿からずいぶんと経ってしまいましたが、要はここに参加するために忙しく動いておりましたハイ。
そう、AWS最大のイベント。AWS re:Invnet 2016に参加してきました。
写真付きのきれいなレポなどをあげたいのですが、工夫してると時間がどんどんすぎちゃうので、まずは印象をさらりと振り返ってみます。
感じた事は大きく2つあります。
まず一つ目は「熱量と規模」
私が登壇させて頂いたAWS Summit Tokyoも、もちろん日本の中においてはとても凄いイベントですが、re:Inventはそれとは比べものにならないほどの凄まじい熱量と規模感で、滞在中ずっと圧倒されっぱなしでした。ある程度想像はしていたものの、それらは良い意味で完全に裏切られ、実際に行ってみないとわかんないことだらけで、あまりにも刺激的な7日間は本当にあっという間に過ぎてしまいました。
セッションの内容なんかは確かにレポートを見れば日本にいても十分に把握できるでしょうが、あの場の雰囲気を「体験」することはここに来ないと絶対にできないので、これは来年はうちの技術者を沢山連れて行きたいなぁと思った次第です。
あともう1つ。 これはなるべくしてなったとしか言いようがないのでお恥ずかしい限りなのですが、強く感じたのが「自分の英語力の低さ」
たぶんこのre:inventに参加する本当の意義は、「現地の技術者たちと知り合い、語り合う事」だと思うんですが、いくら物怖じしない性格の私でも自分の意思を1ミリも伝えられない状況では登壇者に名刺を渡す事すらできず、かつセッションの内容も6割くらいしか聞けていないのが正直なところで、社を代表してここに来るのが本当に私で良かったのかと、正直ちょっと悩んだりもしていました。
今回日本から参加されていた沢山の人たちと現地でも交流させていただきましたが、他の多くの参加者の皆さんはきっとある程度はセッションを聞けていて、かつ日常会話程度であれば意思疎通できるレベルだなぁと感じました。自分の英語力の低さなんてのはそもそもある程度数字で出ちゃってる以上わかってはいたんですが、現場でああもまざまざ見せつけられると、悔しいというか悲しい気分になりました。
クラウドの世界においての技術のキャッチアップと自社への適用のレベルは、国内においてもまだまだ何周も遅れているのを日本に居ながらにして痛感させられていたので、せめて背中が見えるところまでは行こうと必死に頑張ってきたつもりですが、舞台をいざグローバルにすえた瞬間、自分の英語力の低さですべてが無価値になることに呆然としました。
ちゃんと聞き取る事が出来なければ、技術の内容など理解することはできない。
意思を伝える事が出来なければ、自分のやってきた事を相手に説明する事もできない。
いくら努力したところで日本語しかできなければ何テンポもグローバルからは遅れるし、英語で伝える事ができなければ自分のやってきたことを世界の人に発信できない。たとえ成し遂げたことが世界で稀有なものであったとしても、日本語でしか説明できなければ所詮は世界の70分の1の人にしか伝わらないわけで、世界的には無価値に等しいものになってしまう。
英語力が大切ということを心から理解させてもらえたという意味でも、とても貴重な体験でした。
ということで、私は来年のre:invent に向けて、ここに宣言を2つすることにします。
来年のre:Inventには当部から最低4人、できれば6人は参加させる。
来年のre:invent時点までにbreakout sessionの内容を聞き取れるヒアリング能力と日常会話程度の能力を身につける。
私に課された命題は自身の技術力向上じゃなく、おそらく次の世代を導き、社を誘導していくことだと思う。 そのために必要なことは何か。 よく考えて必要な行動を取っていこうと思います。