電磁波に撃たれて眠りたい!

今日も電磁波浴びまくりのIT業界で働く@mamohacyがガジェット/クラウド/IT業界を語ってくブログ

Microsoft de:code 2019 参加レポート (2/3) 〜参加セッション紹介&HoloLensデモ参加編〜

Vol.1(Microsoft de:code 2019 参加レポート (1/3) 〜キーノート編〜 - 電磁波に撃たれて眠りたい!)に続いてはブレイクアウトセッションとEXPOデモの参加レポートです。

もともとAzureは初心者であり普段はAWS使いであることと、AI、DevOps、コンテナ、サーバレスあたりが私の関心軸なので、そのあたりを中心にセッション参加をしていきました。残念ながら参加できなかったセッションもあったのですが、初回参加としてはまずまずの数は参加できました。

順番に参加セッションの紹介とコメントを書いてきます。

Day1

PR08 速習! Microsoft Teams ~最新情報を一気にキャッチ アップ~

PR08 | 速習! Microsoft Teams ~最新情報を一気にキャッチ アップ~ | de:code (decode) 2019

https://eventmarketing.blob.core.windows.net/decode2019-after/decode19_PDF_PR08.pdf

自社でTeamsを使い始めたこともあり、学習がてら参加。 ユーザーの伸び率が半端ないことからも力の入れ具合が他のプロダクトとは段違いで、MSが持つコンシューマ向けサービスはほぼすべてここに統合されていくことになる模様。SlackがオープンなコミュニケーションHubならTeamsは企業内におけるコミュニケーションHubのデファクトを目指している。実際に使っているユーザーとしての感想としても、Teamsはこれまでの中途半端な製品と違って「使える」製品であり、かつじゃんじゃん更新が続く「活きている」製品だと思います。

AI01 "Everyday AI" 時代の人工知能使いこなし ~ Azure Cognitive Services を効果的に利用するための基礎知識

AI01 | "Everyday AI" 時代の人工知能使いこなし ~ Azure Cognitive Services を効果的に利用するための基礎知識 | de:code (decode) 2019

https://eventmarketing.blob.core.windows.net/decode2019-after/decode19_PDF_AI01.pdf

AWSのAIサービス群とは違いグループとして明確に名称をもうけてくべつしているのがAzureの特徴。 どのサービスも用途が明確で、何に使うのかがとてもわかり易くなっていて、AIという高度なものを使い始めるのにはとても良いセットアップになっていると感じました。 個人的には、フォームに書かれた内容を教師データに使える「Form Recognizer」が秀逸で、現在はプレビューかつ英語のみ対応ですが、相変わらず紙文化やレガシーシステムのしょーもないUIに苦しめられているサラリーマンが非常に多い日本においては神サービスになるのでは?と期待しています。 https://azure.microsoft.com/ja-jp/services/cognitive-services/form-recognizer/

CD12 マネージド Kubernetes ガチ本番運用 in ZOZOTOWN

CD12 | マネージド Kubernetes ガチ本番運用 in ZOZOTOWN | de:code (decode) 2019

https://eventmarketing.blob.core.windows.net/decode2019-after/decode19_PDF_CD12.pdf

こちらはZOZOTOWNさんの事例を聞きたくて参加。 どちらかというとまだオンプレからクラウドへの移行初期段階にある印象で、K8sというよりもクラウドネイティブなアーキテクチャや運用についてはまだ発展途上にある印象。現時点では運用面もCI/CD環境においても弊社のほうが少し先行しているかもしれない。クラウドネイティブという意味ではまだやれることが多く残されている。

Day2

PR06 最前線での Microsoft Teams の実践的活用を学ぶ ~ 医療現場から

PR06 | 最前線での Microsoft Teams の実践的活用を学ぶ ~ 医療現場から | de:code (decode) 2019

https://eventmarketing.blob.core.windows.net/decode2019-after/decode19_PDF_CD12.pdf

こちらも事例聞きたくて参加。 しかしTeamsのTipsではなく、Teamsを企業に導入しようとする際のTipsだった。むしろこれからMS TeamsやMS関連製品を自社に取り込もうとしているユーザーにとっては、病院という非常にSLAが高い現場においてTeamsを導入した事例は非常に有用。

MW02 Azure Serverless を活用したリアルタイム Web のすべて

MW02 | Azure Serverless を活用したリアルタイム Web のすべて | de:code (decode) 2019

speakerdeck.com

しばやんさん、チャックさんによるパネルディスカッション、というか雑談?に近い感じのゆるーいセッション。 しかし中身は非常〜〜〜に濃く、しかもライブコーディングまでするという充実っぷり。 タイトルどおりRealtime Webシステムをサーバレスで作る際に必要な勘所や、アーキテクチャ構成などもたっぷり解説。 有用な話が多すぎてどっかとりあげるのが難しいレベル。サーバレスでリアルタイムシステムをSPAで作りたい人は必聴かも。

CD10 Azure をフル活用したサーバーレスの潮流について

CD10 | Azure をフル活用したサーバーレスの潮流について | de:code (decode) 2019

www.slideshare.net

もちろん吉田真吾さんを見に行きたいのもあって参加。 MicrosoftのイベントでAWSバリバリのアーキテクチャ図を出すという漢らしさ全開のセッション(笑) 内容は他のセッションでも吉田さんが語られているサーバレスの潮流の解説ですが、今後はKnativeに見られるような コンテナとFaaSを軸にした次世代のサーバレスが進んでいくという話が印象的で、コンテナさえ動けばどんな環境でもFaasが動く時代になっていくというお話が印象的でした。

CD81 AWS 技術者向け Azure サービス解説 de:code 2019 版

CD81 | AWS 技術者向け Azure サービス解説 de:code 2019 版 | de:code (decode) 2019

www.slideshare.net

自腹でAWSの資格を取り続けAWS費用も自腹で払う内藤さん渾身のセッション。 AWSの中身を知っている彼が喋っているので私的には腹落ち感が凄い。 しかし彼も言っていたようにAWSとAzureのサービス比較をすることに意味はなく、両者はまったく違うものとして扱うべきとのこと。Azureを選ぶべき理由は、①SLAが明確で安心②使いやすく易しい③ハイブリッド推しの3点とのこと。 使いやすく易しいというのは個人的にも共感が強い。

番外編:EXPO展示にてTOYOTA x HoloLenzのデモを体感

個人的に、今回のde:code参加で一番興奮したのはここです。 キーノートでも紹介されていたToyotaさんとの事例が、EXPO会場にてデモ体感できるということで並んで体験させていただきました。

1セッション完全にぶっとばしたので、たぶん20分以上は待ったと思うのですが、本当に待った甲斐がありました。

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このデモでは

  • 販売するときにお客様にクルマのハイブリッドモデルの仕組みを説明をするために使う際のデモ

  • 修理工が作業のミス削減や効率を上げるために使う際のデモ

の療法を体験させていただきました。

blogs.windows.com

前者では、HoloLenzをかけるとグラス越しに見えるクルマの「内部」にバッテリーとかモーターなどが映し出され、動画のようにエネルギー供給の流れが表現されたものが3D空間上に表示されて見えます。後者ではドアの電気配線が見え、ドアがまるで透けているように見えるためにどこに道具を差し込んで作業すればいいか一発でわかるようになっていました。

これだけではふーんだと思うんですが、私が一番感動したのはその「位置の固定っぷり」です。HololensはARグラスなので当然自分が首を動かしたり歩き回ったりして使うのですが、結構激しめに動いたりしてもこのバッテリーやモーター、各種配線の位置はクルマの置かれている位置からまったくブレずに見れるんです!ご説明いただいたMicrosoftの方によると、HoloLensのすごいところはそのジャイロ性能だと言われているそうそうで、1がリリースされてからだいぶたった今でもここまでの性能をだせるARグラスは他にないんだそうです。確かに「ビタっ」ととまったまま、まったくブレずに、「そこ」に見えます。まるで現実にあるかののように!です。HoloLens2ではいったいどうなってしまうんでしょうね?

blogs.windows.com

またこのグラスでは自分自身の腕や手の動きもトレースできるため、手を閉じて握ることでクリックを表現したり、捻ってレベル調整といった動作もすることができるようです。YouTubeのVRで頭の向きでカーソル移動させたりは体験したことがあるんですが、ARというのはまったくの別物ですね。

ただ、1点だけ気になった点が。

ネガでは全然ないのですが、それは「あまりにリアルすぎて現実の物体にぶつかりそう」ということです。 デモの最中に、自分と車の前にさらに他の人がはさまったりもしたんですが、それでもモーターやバッテリーは見えてしまうのです。この状態で本人が移動して作業しようとしたりすると、あまりににもリアルすぎて現実のものにぶつかってしまうという事故が起きそうです。

きっとこのあたりは十分に研究がされているでしょうから、センサーなどで知らせる機能を入れつつも、操作者本人への訓練もきっとするんだろうなぁと思いました。

このデモで使われていたHoloLensはまだ初代のものだそうですが、それでももう十分すぎるほどの性能を持っていて、拡張現実の世界の未来を本気で感じました。近日中に2が出るということもKeynoteでアナウンスされていましたが、これは本当に楽しみです。

「後編〜まとめ+α編〜」につづきます。