それでは、前回のエントリーにも書いたとおり、ダイスキンのディテールを見ていきます。
まずラインナップですが、サイズがB6、A6、A7の三種類で、カラーがB6とA6が黒、白、赤の3色、A7が黒1色のみとなっています。付属するゴムバンドはどのサイズも黒は本体と同色の細いタイプでモレスキン風、赤と白はストライプ柄のかなり太めのものが使われています。
この辺りは好みになるのでしょうけど、正直言って普段の使い勝手を考えると黒の細いタイプの方が良さそうです。太い方が確かにスタイリッシュなんですが、太い分ひっかかりやすく、かつ多めに引かないと留めにくいため、早くバンドが伸びてしまそうです。
表紙の外側は本革風に仕上げられており、多少の水なら弾きそうです。風合いや手触りも悪くありません。
表紙の角や端の終端処理は悪くはないですが100均らしい仕上がり。ペーパーの角部分も高級ノートと違い美しい曲線では揃えられていません。他の100均の製品もみなそうですが製品精度にかなりバラツキがあるので、個体差を考慮してよーく細部をチェックしてからカゴに入れるようにしましょう。
開いたところです。ノートの綴じ込みが工夫されており、綺麗に180度開けるようになっています。
付箋に使える紐は少し長めに設定されているようです。この紐ですが、ノートの2ページ以降から挟むようにした方が無難です。1ページ目は中表紙と根元が深めに接着されているので、1ページ目と中表紙の間に挟んで紐を少しでも引くとノートが敗れます(笑)
紙の質に関しては、そもそも期待してはいけませんが、キャンパスノートと大差ないと思います。書き込みで不具合が起きるような品質ではありません。
最後は表紙の裏側です。この部分はまさに100均製品の最たるモノで、かなり安っぽい仕上がりになってます。
どこにお金をかけるか?という事への考え方の問題でしょうが、私は普段の使わないところはどうでも良いので気にしていません。
ということでひと通りダイスキンのディテールを見てきましたが、モレスキンに備わっている機能はほぼそのままで、フィーリングや細部の作り込みをほぼ全て排除してしまったような製品と言えるでしょう。私が欲しかったのはモレスキンの機能なので、ダイスキンで全く問題なさそうです。
ただ、確かに使う度に感じるフィーリングや文字の書き味、細かな作り込みや使い込む事でいろんなところに出てくる味などを楽しみたい、という気分も分からないではありません。私も手帳は万を超える価格のバインダーを使っていますし、書き味にこだわる余り家に余りまくっているのにわざわざ馬鹿高いボールペンを購入していたりしますので。そういう意味では、普段使いするものにこだわりを持っている人には、ダイスキンは余りオススメできませんね。ダイスキンはモレスキンの機能を安く手に入れて使い倒すものだと言えるでしょう。
とりあえず、自分らしくということでこんなかんじでステチュンしてみました。
100均でもカスタマイズすると愛着わきますね。これならひと目で私のだとわかります。
ダイスキンに出会って、そして手に入れてまだ1週間も経っていませんが、これからいろいろ使い込んでまたレポートを上げたいと思います。