先日、嫁さんの実家に帰った際に、折りたたみ自転車(ミニベロ)を持っていったので、暇な時間を狙ってサイクリングに出かけました。
実はこの直前に嫁と娘がみなとみらいに電車で出かける用事があったので、それを追いかける形で自転車でGo!してきましたw
13:30京急富岡駅
自転車でこの辺を走るのは初めてで、ワクワク♪
13:40 新杉田手前の五差路
陸橋の最上部から。ここの交差点は超変則五差路になってて、陸橋も複雑な構造。
13:45 新杉田杉田駅の京急高架下
個人的に好きな場所。自転車で来るのは初めてで思わずパチリ。 橋のサビ具合や下の道路と斜めに交差してあるあたりが最高。橋脚の渡し方が複雑で無駄が多いのもまた風情があって良い。
14:00 杉田駅周辺のマンション群
このあたりは結構古めのマンションが立ち並ぶエリアらしい。 1個目のマンションは「磯子駅前ビル」という名前らしく、調べたらなんと築52年!年上じゃん!www 重厚な構造が軍艦みたいで超好み。マンションてよりかはデータセンターとか立体駐車場に見えるね。
2個目のマンションは「ヴェルドミール磯子」っていうマンションで、こちらも築48年となかなかの物件。 4戸の住宅を囲う形でデザインされた外装の意匠が特徴的、下に柱が貫通していないので多分構造物じゃないはず。こういう角を丸めるのっていかにも昭和なデザインで好き。 ベランダの柵はおそらくステンレスか何かに見えるしキレイすぎるのでおそらく途中でリノベされてると思う。昔はもっと趣のあるスチール製だったんじゃないかなぁ。
14:05 磯子駅前
磯子駅って京浜東北で通過したことはあったけど、初めて眼の前まできた。 人通りはすごく多いのだけど、やっぱり昭和感漂う佇まい。
ここから見た階段なんてタマラナイ。多分この扇状の階段は後から追加されたんじゃないかな。 それと、あきらかに駅舎に後付けしたT字型の通路とそれに備え付けられた陸橋が良い。磯子駅のフォントも良い。これはあえて残してるんだなきっと。
と思ったら予想が当たっていた。横浜磯子ロータリークラブさんが駅前に記念碑を置いといてくれたみたいで、昔の磯子駅がプリントされていた。
昭和52年3月頃の磯子駅。やっぱ陸橋はかかってなくて、さっきの階段が両方に向かって伸びる構造だったらしい。反対側を見忘れたのでGoogleMapで見たら、周りを壁に囲われた状態になっていた。
ちょっとだけ給水休憩をして出発。 ここからしばらく産業道路を走ったんだけど、あんまり治安が良くないなぁ。 ここだけ時代に取り残された感ある。なんとなく京急蒲田付近を思い出す。
14:20 丸山日用品市場
GoogleMapの自転車ナビに従いみなとみらいへむかっている途中、すごいところを案内された。
通り抜ける直前に、屋根の形状などでピン!ときたので、すぐさまiPhoneを動画モードに変更して撮影開始。 せっかくなのでYouTubeに上げてみた。
どうやらここはTの字になっているアーケードの左端だったようだ。 右端側に通り抜けた後に外側からぐるっと回ってみる。 動画の途中であった、暗闇の向こう側(T字の下端)を見てみたかった。
通り抜けた先から後ろを撮影。丸山日用品市場と書いてあるカンバンが目に入る。周りは完全にシャッター街になっている。
周囲も完全シャッターだらけ。だが、これだけの店舗が集まっていたということは、当時相当賑わっていたことがうかがえる。
反対側の入口。ここから見ると向こう側の明かりが見えない。当然トンネルのようになったこの市場のなかは1つも店が開いていない。完全に時が止まったままだ。
あまりにも気になったので、後日あらためて調べてみた。
ここは写真にあったとおり「丸山日用品市場」が正式な名称らしい。ネットでざっと調べた感じでは公式の文献が見当たらなかったんだけど、どうやら日用品市場というものは1920年〜30年頃に数多く新設された市場の総称で、ここ丸山日用品市場もそのうちの1つ。昭和26年頃に開業したらしい。 すぐちかくにある「横浜市電保存館」があるところに昔の市電のターミナル駅があったらしく、当時は沢山の人が利用していたため、相当に賑わっていた模様。 市電が廃止されたのが1972年というから、私が生まれる前にはすでに終了していたのか。
悲しいかな、市電がなくなったことで人の流れが変わってしまい、その後モータリゼーションの波にのり郊外に大型スーパーが作られたことで徐々に衰退。最初は近所に住まわれている方に利用されていたため店舗もたくさん残っていたが、そもそもの人口減や周辺地域の開発などで店舗が抜けていき、現在に至る、という状況のようだ。
anachro-fukurou.hatenablog.com
なんと驚いたことに、この丸山日用品市場の中にある「魚増」さん(動画では見えない)は、あの美空ひばりさんの生家(父親がこの魚屋さんをやっていた)なんだそうだ。現在は親戚が継いでいるという話だが、このときは週末だったこともあり店は閉まっていた。今もやっているかどうかは確認できなかった。
横浜市電保存館にいけばきっと当時の様子が分かるはず。 また時間を見つけてあらためて行ってみよう。
14:30 堀割川の天神橋付近
このあたりはしょっちゅうクルマで走っていたが、自転車で走るととても気持ちがいい。 掘割川という名前だったことをこの日初めて知る。
それにしてもなんかやたらヤオコーが多いのは気のせいだろうか。ヤオコーといえば埼玉のような気もするが、神奈川にエリアを拡大したってことだろうか。
14:35 阪東橋料金所〜大通り公園
公園の末端がいきなり高速道路のランプになっているという荒々しい構造。
「大通り公園」はかつて吉田川という川があったところを埋め立てて作った公園らしい。
「大通り公園」というと、どうしても札幌にあるあのキレイで幅の広い公園を思い出すが、横浜は「大通り公園」札幌は「大通公園」と送り仮名がつかないらしい。 しかしこちらの大通り公園は立地上?明らかに治安が悪く、この日もノリノリの大人たちが大声だしながら酒盛りしていた。花見の季節とはいえあれはいただけない。また道をまたいで公園があるのはいいが、片っ端から信号で止められてしまい散歩どころではない。
14:45 イセザキモール〜馬車道
大通り公園を抜けるとそのままイセザキモールへ。
天気がよかったこともありとんでもない人出でした。イセザキモールは自転車に乗ったまま通り抜けようとすると怒られますw
特徴的な高架を抜けると、そこは馬車道。
急激に人の量が減りますが、お店なども落ち着いていて私はこちらのほうが好きです。 通りには一定間隔置きにベンチも備え付けられていて、カフェで買った飲みものやアイスなどを食べて休憩されている人もいました。イセザキモールで人混みに疲れたらこっちに逃げるのはありですね。
14:50 神奈川県立歴史博物館
突然現れたこの歴史的な建物は、神奈川県立歴史博物館というらしい。 もう少し時間があれば立ち寄ってみたいところだけど、今回は通過。
14:55 チェーンが外れる
ココに来てまさかのチェーンが外れる。。。。ゴール目前なのに。 とはいえ構造は単純なのでものの1、2分で復活。 ティッシュで挟んで戻したけど結局汚れた。ウェッティ持ってて良かった。
15:00 無事、みなとみらいに到着!
出発からたったの90分でみなとみらいに到着。途中寄り道しまくったことや、ミニベロであったことを考えると、おそらくロードバイクなら半分の時間で来れるはず。めちゃくちゃに近いな。
せっかくなのでセルフィで愛車と記念撮影
15:20 赤レンガ倉庫
やばいくらいの晴天だったこともあり、みなとみらい付近はおそろしいほどの混雑っぷり。 アイスでも食べようかなぁと思ったんだけど、ワールドポーターズのお店はほぼ全部が大行列。 しかたないから赤レンガ倉庫あたりに出店出てないかなぁと思って立ち寄ってみたら、こちらもすごい人でとても近づけない。。。
結局アイスは諦め、手持ちの水を一気飲みして帰路へ。
15:50 浜マーケット
通り道でナビを無視して裏道を突っ走っているときに、またもや魅力的な場所を発見。 その名の通り「浜マーケット」という市場だった。
危うく通り過ぎそうだったがすぐさまチャリを停めて、中に入る。
動画をとったつもりが最悪なことに録画開始しておらず。。国道16号側にある入り口付近の休憩所で撮影。
さきほどの丸山日用品市場と同じく、同じ時期に作られた市場のようだ。 こちらは立地条件もあってかそれなりに店が残っていて、利用者もそれなりにいた。街のなかにこの手の 市場が残っているのは昭和生まれとしてはとても嬉しい。公式サイトもビシッと作られている。
浜マーケットはその手の界隈の人には相当有名らしく、YouTubeなどで探すと結構動画も挙がっている。 めちゃくちゃ味のある市場で、いまも機能しているのが素晴らしい。なんというか、昭和にタイムスリップした感じすらする。 これからインバウンドも増えていくし、いままさに昭和レトロブームなのもあるので、再開発されずに残ってほしい。
三角コロッケというのが有名らしいが、こちらも書いそびれてしまった。 三島市民としてはコロッケと言えば食べないわけにはいかない。 また次回あらためて訪れることにしよう。
16:30 帰着
なんやかんやで体力的にはまったく問題なく、都合4時間程度のサイクリングは無事完了。 正直1番痛かったのは股間でしたwwシートポジションが良くなかったんだな〜
Stravaの記録
StravaをONにしておいて良かったです。 途中から思い出して記録開始したのですが、往復で25km以上あったようですね。
過去に大阪を弾丸ツアーで旅したときにも記事化したけど、この手の旅日記は残しておくと後で見れて面白いかもね。