「また、、、この季節がやってきたか、、、」
社会人になってからというもの、毎年心から楽しみだった冬という季節に、ここ数年は殆どトキメキを感じなくなっていた。
我が家が「夫婦」から「家族」に進化したその日から、ある程度のパフォーマンスを発揮できるカラダ作りが終わる前にシーズンが終了するようになった。友人たちとのトリップは面白いが滑りは全く納得できない日々が続く。滑走日数は全盛期の1/3の10日程度になった。
やがて娘が大きくなり雪遊びができるようになると、彼女と一緒にゲレンデで遊ぶために家族でゲレンデに行き、1枚のリフト券を2人で交代で使いながら、夫婦交代で面倒を見るようになった。昼食は普段通り1時間以上掛かるし、娘の起床時刻に合わせてたら当然オープン時刻には辿りつけない上、夕飯からお風呂、そして寝かしつけの時間を考えると、クローズ時刻ギリギリまでは滑っていられない。日帰りで滑りに行くなど、行き帰りの時間を考えたら無駄以外の何物でもない。かといって家族で泊まりに行くとなると、リアンの食事の事を考えて素泊りはまず無理。となれば金もそれなりにかかる。
いつしか滑る日数はさらに半分になり、実質滑走時間はさらにその1/3、2日程度になっていた。
つづく。。。