電磁波に撃たれて眠りたい!

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荒ぶるSlackの通知と未読をしなやかにいなし安寧の世界を手に入れた

Qiitaに書いた以下のエントリーの「その後」のお話です。 以下の方法で断捨離し、それでも残したSlackチャネルは全部で89個あります。

qiita.com

実際、通知と表示の制御を行ったら、これまで混乱していた生活がウソのように楽になりました。 いったい何が起こったのか。書いてみます。

1.心の安寧が訪れた

通知のコントロールで「全通知/全文表示」をしたチャネル、つまり「重要かつ緊急のもの」は3つのみ。うち2つは本当の緊急時にしか使われないので、実質上1つだけになりました。

また「全通知/未読表示」としたチャンネル、「緊急だけど重要でないもの」は12個で、こちらも5つはお客様や社外関係者からの直接連絡用で投稿が少なく(けど拾わないとだめ)、残り7つのうち頻繁にやりとりが行われるのは3つだけです。

結果、常に目を配っていればいいチャンネルは事実上4つだけになり、かつその通知は全て届くので安心してその通知に乗っていればいいという状態になりました。 これは本当に安心です。

2.目を配るべきところにきちんと反応できるようになった

いままでフラットにすべて通知が届いていて、一部だけ適当にミュートしていたりしたのですが、これだと本来目を配るべきところに反応できなかったりしてました。そもそもの明確な通知基準がなかったので、整理しても整理しても新たなチャンネルが増えるたびにカオスが訪れていました。

今は以下の優先順位制御が入っていて

  1. 全通知/全表示
  2. 全通知/未読表示
  3. メンション表示/未読表示
  4. ミュート/未読表示
  5. ミュート/メンション表示

1.2に反応しつつ、3でメンション(と自分の名前のキーワード)があればそれにだけ反応すればよく、見逃してはならないメッセージの取りこぼしが格段に減りました。

新規にチャンネルを追加したり、誰かに追加されるとここにそのチャンネルが表示されるので、通知条件/表示条件を判断しすみやかに特定のセクションに移動させています。

3.見逃し頻発、だけど「それでいい」

これは、3,4,5の話です。特に4,5については、「緊急でも重要でもない」第4領域にいるもので、極端な話抜けても良いチャンネルです。一部は自分がオーナーでないがアーカイブを待ってるものもあります。そんなの抜ければいいじゃん!と思うかもしれませんが、Qiitaにも書いたとおり「そうはいっても抜けられないチャンネルがある」のは良く訓練された社会人同士諸君ならご理解いただけると思います。そういった類のものもここに入れて放置です。

また3については、「重要だが緊急ではない」類に入るのですが、実は2タイプあって、

  • generalや全社一斉周知などの全体周知系
  • 興味関心はあるが日中帯に見るほどでもなく、まとまった時間があれば見ておきたいもの

このうち後者は極端な話、「完全に見逃していても特に業務遂行上問題が起きないもの」になります。

実はここは同じメンション通知でも制御をコントロールしていて、Slackの通知設定の「メンション」にある「@channelと@hereも含む」のチェックを外しています。 これにより、自分へのメンションと名前が言及されたときだけ通知が飛んでくるようになるので、本当にレスポンスが必要な場合のみ、すばやく反応ができます。

4.あとは通知時間帯のコントロール

これでSlackのデスクトップアプリの通知はほぼ完全に制御できましたが、Slackに出社しちゃってる当社の場合、夜中の2時3時に投稿してる人もザラにいます。というか、正直自分もあるチャンネルに夜中に投稿することもあります。先に書いた1.2に類しないチャンネルで、寝ている最中に@channelや@hereで通知が飛んできたらたまらないので、iOSとMacOS共通で使える「集中モード」を使って通知の制御を行っています。

support.apple.com

こちらについては、Slackに限らずプライベートと仕事の時間制御に関わる部分で、また別にエントリがかけそうなのでネタを残しておきます。


いずれにしても、私はSlackの通知によって業務時間中に信じられないほどのインタラプトが行われ、特定の作業に集中するのを遮らえてしまっていたんだなーと実感しました。 そもそも、全社で緊急対応しなければいけないインシデントのメッセージと、昨日XXXを食べました!というメッセージが同じタイミングで通知されること自体、根本的に間違っていたのですが、それを訂正するとか考える余裕すら、無くなってしまっていたってことです。技術的負債というか、環境的負債というか、早い段階でやっておけばいいことに目を瞑っていたツケが回ると、身動きを取ることすらできなくなる。いやぁ怖いですね。

この設定によって、Slackそのものを見に行くタイミングが相当量減ったのが体感的にも分かり、あきらかに余白時間が増えたのがわかりました。 また最後のところにある「集中モード」の設定もあいまって、仕事中にプライベートの余計な横槍も全く入らなくなった結果、若干ヒマを感じるタイミングすらあるくらいです(笑)「ヒマ」を感じることなどもう何年もなかった印象ですが、そもそも読書や様々な調査が好きだった私は、空いた時間をやっとそこに充当できるようになってきました。インプットする時間とアウトプットする時間をこれによって取り戻すことができました。

先日書いた、エッセンシャル思考を、実際に自分の生活に取り入れた方法の1つかもしれないな、と思いました。 まあ、これでまだ1つのSlackワークスペースの整理をしただけですから、エッセンシャルな生き方とは程遠いですけど。

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