電磁波に撃たれて眠りたい!

今日も電磁波浴びまくりのIT業界で働く@mamohacyがガジェット/クラウド/IT業界を語ってくブログ

Retina #10「入院」

手術1日後(2006年2月17日)

手術直後はガス封入されている関係で、ベッドを寝かさず座ったまま眠らなければならなかった。これが地味にキツい。

しかし、同室に同じく網膜剥離の手術を受けた戦友がいて、彼らの中にはうつ伏せで寝ている人もいた。剥離箇所が目の後側でガスを入れた人は、入れたガスを後頭部の方向に向かって浮かせる必要がある。昼も夜も、ずっとうつ伏せのまま、数日間を過ごす。彼らに比べたら、私なんてずっと楽だ。文句を言っていい立場ではない。

手術3日後 (2006年2月19日)

座り寝姿勢が解除。爆睡を開始。とにかくご飯を食べては寝て、TVを見ては寝るを繰り返す。

運動もできなければ目を激しく動かす動作も禁止されているため、ただじっとしているしかない。とにかく暇過ぎて溶けてしまいそうな日々だった。

手術6日後(2006年2月22日)

自分で点眼をするため、あの鉄製の硬い眼帯を外せるようになった。

恐る恐る鏡越しに自分の目を見てみる。

目はとんでもなく腫れていて、白目の全てが真っ赤になっていた。アニメの悪役キャラみたいだ。この時点ではまだモノが2重に見えていたり、視界に大量のつぶつぶが見えるなどいろな意味で違和感だらけだった。

手術8日後(2006年2月24日)

予定されていたレーザーを両目に打ち込む手術を実施。

手術といっても、機械の前に座って、撃たれ終わるのをじっと待つだけのもの。最初に痛み止めを飲んでから臨むのだが、それでも片頭痛のような微妙な痛さを感じる。
加えて、鼻の奥に焦げ臭い匂いを感じた。実際に目の裏側をレーザーで焦がしているのだから当然かもしれない。

後で聞いたところによると、左右で合計1000発以上打ち込んだということだった。

手術9日後(2006年2月25日)

予後はかなり良かったようで、2週間の入院が10日間まで短縮。この日の午前中に、順天堂大学病院を出て自宅に戻った。久々の自宅での就寝に心が躍った。本当に嬉しかった。

そしてここから、ゲレンデ復帰へのリハビリが始まった。

(続く)